久能山東照宮御例祭に供奉いたしました

徳川家康公のご命日にあたる4月17日は、家康公が最初に葬られた久能山東照宮の御例祭の日です。柳営会では司祭である御宗家德川家広様に会員とその家族計21名が供奉し、参列いたしました。

静岡支部の会員や前日に静岡市民文化会館で行われた徳川家臣団大会2023に参加した会員と東京方面からの会員は、静岡駅で待ち合わせてジャンボタクシー2台に分乗し、日本平ロープウェイの日本平駅へ。ここで自家用車の会員とも合流し、一同で御宗家をお出迎えいたしました。そして御宗家とご一緒のロープウェイで久能山へ向かいます。

御宗家が装束に着替えられるまでの間、受付を済ませて久能山東照宮博物館を見学させていただきました。この日より家康公が関ヶ原で使用されたと伝わる竹駕籠が展示されており、他にも甲冑や刀剣、絵画等、集合時間まで興味深く拝見いたしました。

階段を上がって楼門をくぐった右手で参列者一同が待機する中、地元の木遣保存会の方々の先導で御宗家と神職の方々がお見えになりました。ここでお祓いを受けてから社殿へ向かいます。

社殿へは神職の方々に続いて柳営会が供奉いたしました。通常、唐門前の階段は閉鎖されており、ここを通ることは特別な時しかできません。

御例祭では三品立神饌(さんぼんだてしんせん)という特別な神饌の供進や神供進献の儀、舞の奉納などが執り行われます。柳営会からは小堀政雄副会長が昇殿して玉串拝礼をし、それに合わせて一同は社殿横に設置されたテント内にて二礼二拍手一拝で拝礼いたしました。

社殿での御例祭が終わると、廟門をくぐって階段を上り、家康公が埋葬された御神廟へお参りいたします。御宗家に合わせて参列者一同、二礼二拍手一拝で拝礼いたしました。今日は御神廟の門扉も開いています。

この後、参列した関係者・団体ごとに記念撮影を行い、廟門から先は再び木遣保存会の方々の先導で社務所まで階段を下りました。月曜日でしたが、お祭りだからか大河ドラマ効果か一般の参拝客の方も大勢いらっしゃっていました。

今年は好天に恵まれ、社務所前からは美しい駿河湾を臨むことができました。新緑もとても美しく、八重桜やオオデマリも咲く中、つつがなく御例祭が執り行われましたこと、お慶び申し上げます。また、このように制限のない状態で供奉できることを大変有り難く思いました。

日本平駅の売店に特大の御例祭御朱印が飾られていました。日付が入っていますから一日限定だったのでしょうか。

日本平からはまたジャンボタクシーに分乗して静岡市街に戻り、静岡の新鮮な海の幸を頂いて帰路に就きました。